ここ1週間ぐらい、ネットニュースで話題になっていた、ハリーポッターを全巻読んだAI(人工知能)に新作を作らせてみた結果が予想以上にヤバかったので、採り上げたいと思います。久々にネットニュースで、笑いが止まらなくなりました(笑)
そもそもどういうことなの?
Botnik Studiosという海外のクリエイティブ集団が、書籍「ハリーポッター」全7巻を全てAIに学習させたところから、この悲劇、いや喜劇が始まった。
学習したAIにキー入力を予測させ、その予測させた文章を編集者(人間)がうまいこと繫げることでハリーポッターの新作を作ったとのこと。 総ページは4ページ程度で言語は英語です。原文は以下のBotnikの公式サイトで全て読めるようになっています。
タイトルはズバリ!
ハリー・ポッターと山盛りの灰のように見えるものの肖像
意外とそれっぽく見えなくもないですね。
しかし、これはまだ序の口です。
概要を書くとですね。
ロンがハーマイオニーの家族を突然食べ始め、ふたりのデス・イーター(?)がキスをし、ハリーは自ら目を抉り取り、森の中に投げ、それを見たヴォルデモートが眉を上げる。ハーマイオニーはデス・イーターの顔を泥に埋め、ハリーは7ヶ月間、階段から落ち続ける。
うん、まさに狂気!!
しかも、思っていた以上にちゃんと文章になっているせいで余計に笑いが込み上げてきます。
色々ツッコミどころも満載です。
ロンがいきなり彼女の親を喰べるってグールかよ!
ハリーが自傷行為に走って、それを見たヴォルデモートが眉を上げるって、そもそもヴォルデモートに眉毛ないし!
そして、さらにハリーは自傷行為に走ると・・・
最高にサイコですね!!
ぜひコミカルなアニメで再現してほしいです!
実写だとただのサイコホラー映画になってしまうので・・・
最後に少し真面目なお話
AIは文章単位のまとまりで確認しているようで、そこから作者の文章パターンを抽出する。同時に、よく使われている言葉を学び取り、文章パターンとよく使用される言葉をつなぎ合わせることで、作文しているとのことでした。
しかし、AIは結果をアウトプットすることはできるのですが、どのようにしてその結果に到ったのか過程がわからないので、モヤモヤしますよね。現状は人間側で推測するしかないですからね。
最近、いろんな企業でAI使ってうまくいったとニュースになっていますが、なぜうまくいっているのかよくわからない状態でも使うってすごい覚悟だなあって思いました。
何か大きな問題が起きる前に、AIの分析過程を可視化するようなソフトが出てきてほしいですね。