OUTPUT WORLD

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日産が脳波で運転支援する新技術を開発!SFの世界はもう目前だ!

いま開催されているCES 2018にて、日産自動車から驚きの技術が出展されました。

 

なんと車が脳波を読み取って、ドライバーの次の操作を予測するというもの

 

もうSFの世界ですね。

じゃあ予測できると何が嬉しいかと言うと・・・

 

次にどう動けば良いか、車自体がわかるようになります。自動運転技術と組み合わせれば、ドライバーの操作よりも前に車を動かすことが可能になります。それによって、ドライバーの操作時間を0.2〜0.5秒ほど短縮できるのです!交通事故は1分1秒を争うものなので、この新技術が製品化されたら間違いなく、交通事故を減らせるでしょう。

 

また、車室内の温度が高い場合は、その時の脳波を読み取ってエアコンを強くしたりもできるので、より快適性が増しますね。

他にも様々なメリットがありますので、ぜひ製品化してもらいたいですね!

 

詳細はこのサイトに動画がアップされてますので、見てみて下さい。

 

 

今回のようなBMI(Brain Machine Interface)について、大学の時に少し調べてみましたが、なかなか興味深い分野です。

 

ちなみに、BMIには頭の外から脳波を読み取る非侵襲型と脳内に機械を埋め込む侵襲型の2つのタイプがあります。

今回の日産自動車の技術はヘルメットを被っているので、非侵襲型になりますね。メリットはズバリ安全性が高いことですね。今後、増えていくとしたら非侵襲型になるんじゃないですかね。頭の中に機械を入れるって、すごい抵抗を覚えますもんね。

 

しかし、侵襲型にもメリットはあります。

それは、脳波の正確な読み取りが可能になるという事と電気信号を脳に入力が可能になるという事です。侵襲型は頭の外から脳波を読み取るため、細かく読み取ることが難しいとのことでした。

 

調査当時、目の見えない人に侵襲型のBMIを装着させて、脳に電気信号を直接送ることで、少し目が見えるようになったという実験結果が既に出ていました。なので、今ではもっと綺麗に見えているかもしれません。

他にも、電動車いすを非侵襲型のBMIで動かしたりなど、様々なことにBMIが応用されつつあります。

 

しかし、脳についてはまだ分からないことが多々あるので、解明されない限りはどこかでBMI技術も行き詰ると思います。そうならないためにも、医療分野の進歩も欠かせません。

 

今後、日産自動車の動向も含めてBMIには要注目です!