OUTPUT WORLD

読んだ本、体験した事、自分の考えについてつらつらと書いていきます。皆さんの何かの手助けになれば幸いです。

ARゲームのHADOが面白そう

ジューダイというNHKの番組で紹介されていた「HADO」というゲームを皆さんご存知でしょうか。AR(Augmented Reality)、いわゆる拡張現実の技術を用いた最新のドッジボールゲームです。主に、3対3で戦うチーム戦がメインで、他にも巨大モンスターと戦うモードなどもあるそうなので、団体でなくても個人や少人数で楽しむこともできるみたいです。日本では10箇所ほど遊べる場所があるみたいなので、興味がある方は公式ページを確認してみてください。

meleap.com

 

HADOに使われているAR技術とは

AR技術とは、現実の空間(映像)にCGをリアルタイムに合成する技術のことを指します。最近ですと、ポケモンGOが良い例ですね。スマホカメラで撮影している映像にポケモンのCGをリアルタイム合成しています。今後はポケモンGOドラクエ版も出ると発表がありましたね。また、エンターテイメントだけでなく、自動車のHUD(Head Up Display)や企業の教育でもAR技術が使われており、今後さらに注目されていく技術だと思います。

 

AR技術のすごいところ

AR技術のすごいところ、それは何と言っても現実空間とCGの位置合わせに他なりません。ポケモンGOをされている方は不思議に思ったことはありませんか。なぜ、スマホを動かしてもポケモンはその場に居続けられるのでしょうか。

 

例えば、スマホカメラ映像の真ん中にポケモンを合成するようにしていたら、どうでしょう。簡単に実現できますが、スマホを動かすとポケモンも一緒にスマホカメラに引っ付いたかのように移動してしまいます。これでは、ポケモンが現実の世界に現れた感じが薄れてしまいます。

 

そうならないようにするために、位置合わせの技術が大切なのです。ちなみにポケモンGOスマホGPS(Global Positioning System)情報と加速度情報を基に位置合わせをしていると思われます。特定のGPS情報を受信した際にポケモンを一定確率で出現させ、出現後の細かい位置合わせはGPS情報では誤差が大きいため、加速度センサも使って補正しているのではないかと思います。

www.pokemongo.jp

 

HADOの場合、まずプレイヤーの位置情報はフィールド上に設置された両サイドのマーカを見ることで、システムが把握されているようです。そして、アームセンサーを付けた腕を振り下ろした時の動きの加速度情報を事前にシステムに登録しておき、プレイヤーが同じような動作した際に、HMDが向いている方向にHADOが出るようにしているようです。その線上にプレイヤーの位置情報があれば、ダメージを受けますし、なければ避けたことになります。シールドも登録しておいた動きと同じ動作をプレイヤーが行えば発動するようになっているのだと思います。

 

他にも目印のいらないマーカレスARなど様々な手法がありますので、今後は他の手法も紹介していきたいと思います。

7月16日一部記載を修正致しました。