今年の3月18日に衝撃的な報告書が公表されました。
それがこれです。
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2019/031800/
RPA(Robotic Process Automation)を用いることで、市の実際の業務を平均で84.9%、最大で99.1%の作業時間削減を実現したというのです。
RPAとは?
そもそも、RPAとはパソコン上で行う定型業務(例えばエクセルからエクセルへの転記や決められた時間にメールを送信すさるなど)を自動化するツールのことです。昨今の人手不足に対処するために、単純だけど時間のかかる作業を、人の代わりにロボットにやってもらおうという目的で作られた最近注目されている技術です。
今回のRPAツールはNTTアドバンステクノロジ製のWinActorが使用されており、主に置き換えられた作業はあるシステムからエクセルへの転記やシステムで検索したファイルのダウンロード、定型メールの作成など、パソコンを扱える人なら誰でもできることです。
全てRPAに置き換えれば良い…という訳ではない
報告書の結果をそのまま受け取ると、面倒な定型業務は全部RPAに任せて、人はもっと創造的な業務に集中すれば良いということになります。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
そもそも、システムからエクセルに転記させることが良くないのではないでしょうか。システムから自動でエクセル出力できるようにしたら転記の業務はなくなりますよね。もっと言うと、面倒な定型業務自体なくせば作業時間は0になるので、最大の効率化になるはずです。無くすことに勝る効率化はありません。
そのためRPAに置き換える前に、良い機会ですので、なぜこのような作業フローになっているのか今一度考えた方が良いと私は考えています。もしかしたら、昔のシステムの制約で、現在は削減可能な作業かもしれませんので。また、RPAを使うよりもエクセルのVBAを作った方がより効率化になる可能性もありますしね。
最後にRPAを触ってみたい方へ
個人で利用したい方ですと、WinActorはお金がかかってしまうので、無料で利用できるUiPathがオススメです。
私もインストールしてみましたが、簡単にインストールでき、ちょっとした作業であればすぐに自動化することが可能です。使い方についてはまたブログに書きたいと思います。
会社で使いたい方は2ヶ月間のトライアルが可能ですので、ぜひインストールしてみてください。