OUTPUT WORLD

読んだ本、体験した事、自分の考えについてつらつらと書いていきます。皆さんの何かの手助けになれば幸いです。

働き方改革について考えてみた その2

この1年半を振り返って

1年半前に「その1」を書いてみましたが、現在は有給取得推進や定時退社日など、だいぶ定着してきたのではないでしょうか。業務のできる時間は減りましたが、仕事量は変わっていません。それでも何とかなるもんなんだなーとしみじみ感じている次第です。

 

いま振り返ってみると、以前に比べて資料作成や悩む時間が減ったように思います。全てが無駄だったとは思いませんが、誰も望んでいないクオリティアップに時間をかけすぎていたんだと思います。少し前から始めた、どのタスクに何分時間をかけたか記録するのはいいですね。自分の時間の使い方がよくわかります。働ける時間が減ったからこそ、どのタスクにどれだけ時間をかけるべきかよく考えた方が良いと思います。

 

働き方改革による、半ば強制的な業務時間削減が私にとってはプラスに働きましたが、世の中には様々な人がいますので、仕事好きな逆に追い詰められてマイナスに働いてしまう人もいるかもしれません。

 

給料について

働き方改革によって、働ける時間は減りました。しかし、給料体系は変わっていません。よって、効率的に働けば働くほど給料がどんどん減っていくという、負のスパイラルに陥ってしまっています。

 

高度経済成長期の時は、この給料体系でも良かったんです。世界から遅れていた日本は、世界よりもたくさん働くしかなかった・・・従業員にたくさん働いてもらうには、働いた時間が長ければ長いほどたくさん給料を払うしかない・・・だから、残業時間には手当をつけたり、基本給の1.5倍出したりすることで従業員のモチベーションを維持していました。

 

しかし、今は時代が変わりました。働く時間を減らせと言われ、給料も減らされたら従業員のモチベーションはどのように保てばいいのでしょうか。こうなったら、もう成果主義にするしか従業員も納得しないでしょう。でも、大手企業はなかなか昔からの評価方法を変えられていないのが現状です。そうこうしているうちに、優秀な人材が外部へ流出していって、大手企業が買収されたり、倒産する日がすぐ近くに迫っているかもしれません。終身雇用について危ぶまれているのも上記のような現状があるからでしょう。

今後の働き方

このような事態だからこそ、いま副業や起業が注目されてきています。かくいう自分も副業や起業に興味を持っている者の1人です。企業の看板ではなく、自分の価値を世の中に発信していき認められ、相応の対価をもらう。誰にとっても、とても魅力的な働き方です。このブログでも今後はもっと人の役に立つ情報を発信していけたらと考えています。これからもよろしくお願いします。