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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2期 ネタバレあり感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2期

 

企画:サンライズ
製作:サンライズMBS
原作:矢立肇富野由悠季
監督:長井龍雪
シリーズ構成:岡田麿里
音楽:横山克

 

【俺たちには辿り着く場所なんていらねえ・・・ただ、進み続けるだけでいい・・・止まんねえ限り・・・道は・・・続く!】

【そうだ・・・俺達はもう・・・着いてた俺達の・・・本当の居場所】

 

製作陣は1期から変わらず、同様になっています。あらすじと1期の感想は過去の記事に記載しておりますので、そちらをご覧ください。

  

www.ow-takanaga.com

 

総評

好評だった1期に比べて、2期は不評と好評が半々のレビューをよく見かけます。かと言う僕も、良かった点もあれば残念な点もありました。

詳細は良かった点、残念な点に分けて、書いていきたいと思います。

 

良かった点

 鉄華団は常に仲間を想い、戦うことを貫いていたと感じられました。鉄華団には戦うしか手段がなかったということもありましたが、そこはタカキが他の手段を見つけるために脱退したことや新人のザックが戦いに突き進む鉄華団に疑問を持たせることで、団内の思考の流れが単調にならずに良かったと思います。しかし、そこで鉄華団全体でブレブレになっていたらこの作品は駄作になっていたことでしょう。そこのバランスがうまく取れていた思いました。

 

主要メンバそれぞれの最後は胸を打つシーンが多数ありました。オルガを始め、ミカヅキ、アキヒト、シノ、ハッシュ、ナゼ。この話の流れで主要メンバ全員生きることはないだろうと考えていて、その通りになったので、違和感を覚えることはなかったですね。オルガの最後の言葉は一部のサイトでネタとして扱われちゃっていますが、どこかのアニメの名言アンケートで1位を取っていたので、多くの人たちの心に残っているようなので良かったです。僕が特に泣きそうになったシーンはミカヅキが最後まで戦い続けるシーンとエンディングに鉄華団の墓碑が出てきた時でした。

 

作画とBGMは1期と同様にさすがの一言でした。特に作画はモビルアーマーとの戦闘や最終話の戦闘シーンは圧巻で、フレームレートを60FPSにして見たいぐらい作画の動きがやばかったです。今までのガンダムシリーズのようにビーム兵器ではなく打撃や斬撃で、すぐに爆発せずボロボロになりながらも戦う様は、良い味を出していました。

 

残念な点

マクギリスがガンダムバエルを手中に収められれば、誰でも従うし何とでもなると考えていたところが、さすがに安直すぎると思いました。ただの言い伝えというだけで、盲目的に従うような奴がギャラルホルンの上層部を占めていたら、もっと良い組織になっていたでしょう。

 

イオク・クジャンがアホすぎる。さっさと消えるかと思いきや、意外と最後までいて、いつまでこいつの自己中と勘違いに付き合えばよいのかとイライラしながら見ていました。最後はアキヒトが倒してくれたので、溜飲が下がりました。

 

ダインスレイヴが最強すぎる。困ったときのダインスレイヴ。ギャラルホルンさん、これが使用禁止兵器であることをご存知なのでしょうか?敵が使用したからと言って、自分も使用していいことにはなりませんよ?しかも、最初に使ったのギャラルホルン側だし。こういった使用禁止兵器を相手が使ってきたときの対策が考えられていないのはちょっと変だと思いました。それだけ、ギャラルホルンが今まで圧倒的だったということですかね。

 

あと、地球支部編がちょっとだらだらしてたのが残念でしたね。もう少しタカキに頑張ってほしかった・・・

 

最後に

残念な点もありましたが、それを補って有り余る良い点があったので、総じて言うなら、鉄血のオルフェンズガンダムの名に恥じぬ名作だったと断言できます。ガンダムOOと同じようにぜひ劇場版でやってほしかった!

もし、視聴を迷っている方がいましたら、騙されたと思って一度見てみてください。賛否両論ではありますが、最後まで見たくなること間違いなしです。