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読んだ本、体験した事、自分の考えについてつらつらと書いていきます。皆さんの何かの手助けになれば幸いです。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2期 ネタバレあり感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2期

 

企画:サンライズ
製作:サンライズMBS
原作:矢立肇富野由悠季
監督:長井龍雪
シリーズ構成:岡田麿里
音楽:横山克

 

【俺たちには辿り着く場所なんていらねえ・・・ただ、進み続けるだけでいい・・・止まんねえ限り・・・道は・・・続く!】

【そうだ・・・俺達はもう・・・着いてた俺達の・・・本当の居場所】

 

製作陣は1期から変わらず、同様になっています。あらすじと1期の感想は過去の記事に記載しておりますので、そちらをご覧ください。

  

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総評

好評だった1期に比べて、2期は不評と好評が半々のレビューをよく見かけます。かと言う僕も、良かった点もあれば残念な点もありました。

詳細は良かった点、残念な点に分けて、書いていきたいと思います。

 

良かった点

 鉄華団は常に仲間を想い、戦うことを貫いていたと感じられました。鉄華団には戦うしか手段がなかったということもありましたが、そこはタカキが他の手段を見つけるために脱退したことや新人のザックが戦いに突き進む鉄華団に疑問を持たせることで、団内の思考の流れが単調にならずに良かったと思います。しかし、そこで鉄華団全体でブレブレになっていたらこの作品は駄作になっていたことでしょう。そこのバランスがうまく取れていた思いました。

 

主要メンバそれぞれの最後は胸を打つシーンが多数ありました。オルガを始め、ミカヅキ、アキヒト、シノ、ハッシュ、ナゼ。この話の流れで主要メンバ全員生きることはないだろうと考えていて、その通りになったので、違和感を覚えることはなかったですね。オルガの最後の言葉は一部のサイトでネタとして扱われちゃっていますが、どこかのアニメの名言アンケートで1位を取っていたので、多くの人たちの心に残っているようなので良かったです。僕が特に泣きそうになったシーンはミカヅキが最後まで戦い続けるシーンとエンディングに鉄華団の墓碑が出てきた時でした。

 

作画とBGMは1期と同様にさすがの一言でした。特に作画はモビルアーマーとの戦闘や最終話の戦闘シーンは圧巻で、フレームレートを60FPSにして見たいぐらい作画の動きがやばかったです。今までのガンダムシリーズのようにビーム兵器ではなく打撃や斬撃で、すぐに爆発せずボロボロになりながらも戦う様は、良い味を出していました。

 

残念な点

マクギリスがガンダムバエルを手中に収められれば、誰でも従うし何とでもなると考えていたところが、さすがに安直すぎると思いました。ただの言い伝えというだけで、盲目的に従うような奴がギャラルホルンの上層部を占めていたら、もっと良い組織になっていたでしょう。

 

イオク・クジャンがアホすぎる。さっさと消えるかと思いきや、意外と最後までいて、いつまでこいつの自己中と勘違いに付き合えばよいのかとイライラしながら見ていました。最後はアキヒトが倒してくれたので、溜飲が下がりました。

 

ダインスレイヴが最強すぎる。困ったときのダインスレイヴ。ギャラルホルンさん、これが使用禁止兵器であることをご存知なのでしょうか?敵が使用したからと言って、自分も使用していいことにはなりませんよ?しかも、最初に使ったのギャラルホルン側だし。こういった使用禁止兵器を相手が使ってきたときの対策が考えられていないのはちょっと変だと思いました。それだけ、ギャラルホルンが今まで圧倒的だったということですかね。

 

あと、地球支部編がちょっとだらだらしてたのが残念でしたね。もう少しタカキに頑張ってほしかった・・・

 

最後に

残念な点もありましたが、それを補って有り余る良い点があったので、総じて言うなら、鉄血のオルフェンズガンダムの名に恥じぬ名作だったと断言できます。ガンダムOOと同じようにぜひ劇場版でやってほしかった!

もし、視聴を迷っている方がいましたら、騙されたと思って一度見てみてください。賛否両論ではありますが、最後まで見たくなること間違いなしです。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 1期 ネタバレなし感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 1期

 

企画:サンライズ
製作:サンライズMBS
原作:矢立肇富野由悠季
監督:長井龍雪
シリーズ構成:岡田麿里
音楽:横山克

 

【ここがそうなの・・・オレ達の・・・本当の居場所・・・】

【ああ・・・ここもその1つだ】 

 

HDD内に録画したまま忘れられていたので、今更ですが、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズを見ました。あの花で有名な長井龍雪さん岡田麿里さんがタッグを組んだ本作は、他のガンダムと一味も二味も違う作品になっていました。また、各話の脚本に、さくら荘のペットな彼女で有名な鴨志田一さんも加わっており、そこも僕が興味を持つのに一役買っていました。さくら荘のペットな彼女も面白かったので、いつか感想を書きたいですね〜書けるかな〜

 

あらすじ

かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから、約300年。地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

主人公の少年、三日月・オーガスが所属する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ(以下:CGS)は、地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女、クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは、三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまう。少年達のリーダー、オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意。オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は、CGSの動力源として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。

 

ネタバレなし総評

戦うことしか手段を知らない少年たちが、傷つきながらも必死に前に進み続けた1期でした。

1つ1つの話が丁寧に描かれていることもあり、話の流れがわかりやすく、最後まで綺麗にまとまっていました。そのため、他の方々の評価も好評なのだと思います。

1つ1つの話が丁寧なので、キャラクター1人1人の心情も細かく描写されていました。特に矛盾を感じさせるような、主要キャラたちの気持ちの変化もありませんでした。

 

作画はさすがガンダムといったところでしょうか。ガンダム・バルバトスガンダム・グシオン両機ともカッコ良いデザインです。また、ガンダム作品では主流のビーム兵器がほとんど登場せず、戦闘ではメイスや斧、剣、銃といった前時代的な武器だったこともあり、戦闘シーンに動きが多く、荒々しい描写が最近のガンダムにはあまりなかったので、新鮮に感じられました。

 

作曲も良く、特に戦闘シーンのBGMはとてもマッチしており、バイオリンが良い雰囲気を出してます。OPテーマもBLUE ENCOUNTさんのSurvivorがカッコ良すぎてやばいです。MAN WITH A MISSIONさんのRaise your flagもイントロがすごくカッコいいんですが、サビのカッコよさでは僕の中でSurvivorが一歩上手でしたね。

 

全体的に高評価な1期のネタバレなし感想でした。

ネタバレあり感想や2期の感想は次回にしたいと思います。

 

後日追記

2期のネタバレあり感想書きました!

 

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陸王 感想

陸王

著:池井戸潤

 

【崖っぷちに立たされた足袋屋が起死回生の新規事業に挑む!】

 

あらすじ

創業100年続く老舗足袋屋「こはぜ屋」に最大の危機が迫る!
年々落ち込む業績に頭を抱えていた社長の宮沢は、起死回生の新規事業に挑む。総勢20名の弱小企業に次々と難問が降りかかるが、こはぜ屋は落ちこむ業績を回復させることができるのか・・・

 

総評

現在、役所広司さん主演で放送中のドラマ「陸王」の原作小説を読みました。
池井戸さんのいつもの大どんでん返しは健在で、マラソンと新規事業推進、社長息子である大地の就活など、手に汗握る展開が目白押しでした。

 

特に主人公の宮沢社長の諦めない心は素晴らしいです。何度も倒産の危機に陥るのですが、そこから覚悟を決めて決断する場面は何度読んでも胸が熱くなります。覚悟を決めるまでは結構うじうじ悩んでたりするのですが、そこも人間くさくてリアリティがあり、良いのではないでしょうか。

 

また、宮沢社長の周りにいる様々な協力者達も忘れてはいけません。宮沢社長が多くの人達と、時には衝突しつつも助け合って前に進むシーンを読んで、ビジネスって色んな人達との繋がりによって生まれているんだなあと実感できました。
ただ、ちょっと出来すぎ感も否めないところが残念でした・・・

 

ライバル会社もいつも通り、良い意味でゲスいです。ドラマではピエール瀧さん、小籔千豊さんがキャスティングされているのですが、演技がうますぎて感動します。 

 

今回はマラソンシューズ開発が題材となっていることもあり、マラソン選手の方々がいつもどういった心境で1レース1レース臨んでいるのかや、怪我の怖さが細かく描写されていたのも良かったです。普段あまり知ることができませんからね。あと、ちゃっかり青山学院大学の監督が出て吹きました(笑)

 

万人受けする作品ですので、皆さん是非読んでみてください。特に、これから起業される方や新規事業を起こされる方、就職活動中の方は本作品を読むことで、必ず勇気をもらえると思いますので、ぜひ一読してみてください。

また、足袋のことがわからなくても、池井戸さんのいつものごとく全然問題なく読めますので、ご心配なく。

ドラマの方も、本とは一部ストーリーが変わっていますので、本を読んだ方でも楽しめる作品になっていますので、もしお時間ありましたら、ドラマも見てみて下さい。

 

働き方改革について考えてみた その1

昨今、労働人口の減少や長時間労働、低賃金によって悩み苦しむ人が多く、これらの問題を解決するために国を挙げて働き方改革に挑戦しています。

 

ネットや書籍を見る限りでは、全ての企業がうまくいっているわけではなく、うまくいっている企業は半数もないと言われています。かくいう僕のいる企業もうまくいっていません。なぜうまくいかないのか、今回はその理由について考えてみたいと思います。

なお、僕が従事している企業はBtoBのため、BtoCの企業とは異なる点が多々あるかもしれないことをご了承ください。

 

 上でも述べたとおり、僕がいる企業はBtoBなので、顧客は企業ということになります。そのため、顧客である企業の業務がそもそも回っていない場合、そのしわ寄せが下請けである僕たちに降りかかってきます。

例えば、仕様書の提示遅れ、急な納期の変更などなど、数え出したら切りがありません。そういったしわ寄せによって、僕たちの職場はいつも高負荷状態で、気の休まる暇もありません。電話が鳴るたびに内心ビクビクしています。

 

 では、顧客である企業が働き方改革を始めて、有給取得の推進や残業時間の低減を開始したら、僕たちの企業へはどのような影響があるでしょうか。

答えは・・・悪影響でしかありません。

なぜなら、業務プロセスの改善等をせずに有給取得の推進や残業時間を低減してしまうので、回っていない状態からさらに回らなくなりますよね。そうなると次は、回らない仕事を他に投げざるを得なくなります。働き方改革を行う自社内では投げ先がないため、当たり前のように下請けに投げてきます。たまったもんではありません。

 

下請けの下にさらに外注がいたりすると、しわ寄せがどんどん加算されていって、最終的に一番下の外注が炎上することになってしまいます。

 

今回はBtoB企業の働き方改革がうまくいかない理由について考えてみました。次回は他の視点で働き方改革について考えてみたいと思います。

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 感想

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由
著者:汐街コナ   精神科医・執筆協力:ゆうきゆう
「世界は、本当は広いんです」

 あらすじ

デザイナーとして活躍する汐街コナさんは、毎晩終電ギリギリで帰る日々を送っていた。そんな多忙な毎日を繰り返すのに、心身ともに疲れ切っていた汐街さんは、ふと線路に向かって一歩踏み出せば、仕事に行かなくて良くなるのではないかと危険な誘惑に襲われる・・・そして・・・・

 

 

様々なニュースでも取り上げられたツイッター漫画が書籍化されました!

「マンガでわかる心療内科」シリーズで有名なゆうきゆう先生が監修・執筆に協力し、「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由をわかりやすく解説。

 

 

現代日本のすべての労働者を救う一冊です。

 

 

 

総評

僕もホワイトかブラックかで言うと、ブラックの部類に入る企業で働いています。ちなみにニュースで話題になっていたツイッター漫画も読みましたよ。すごく共感できて救われたことを覚えています。

印象に残っていた漫画が書籍化されたということもあり、すぐにアマゾンでポチっちゃいましたね笑

 

 

あらすじでも書いた通り、過労で命を落としかけた汐街コナさんの実体験をもとに心療内科の観点で、なぜ命を捨ててしまうところまで追い込まれても会社を辞められないのか、わかりやすく解説されています。

また、自分は大丈夫なのか、危ない状態なのかの判断の仕方や危ない状態からの脱出方法、実際に激務を辞めた後どうなったのか実体験も記されており、内容の濃い一冊となっています。

 

 こういった心療内科を扱った書籍は、長い文章と難しい用語ばかりで重い事しか書かれていないと思われがちですが、汐街コナさんの棒人間漫画の可愛さがイイ塩梅で重くなりすぎないように調節されており、文章もそこまで長くなく、読書の遅い僕でも1、2時間ぐらいでさらっと読めてしまいました。

 

内容も実体験に基づかれて書かれている事もあり、ブラック企業あるあるがたくさん出てきましたね。その一つ一つに対して、よくない考え方である理由を説得力のある解説がこれでもかと描かれています。

 

そして、それらの言葉には、過重労働で悩み、苦しむ僕らを思う気持ちがいっぱい込められていました。

 

 

優しい言葉が数え切れないほど出てきましたが、その中でも一番印象に残った言葉を紹介したいと思います。

 

仕事上の立場は替えがきく」と言いましたが、替えのきかないものも存在します

あなたが誰かの息子や娘であり、誰かの父親や母親であること

誰かの夫や妻であり、誰かの兄弟や姉妹であること

誰かの孫や祖父母であり、誰かの恋人であり、誰かの友人であること

 

これらは絶対に替えがききません

 

そして当然

あなた自身

あなたの夢

あなたの人生

あなたの命

誰にも代わりができず、失ったら二度と戻ってこない

 

あなたの人生は広く多彩です

 

5年後10年後のあなたはどこいるかわからないけれど

大切な人たちと長い道のりを歩むために

犠牲にしてはならないもののことを忘れないでください

 

 

 

ちょっと長くなってしまいましたが・・・

とても優しい言葉だったので、僕はボロボロと泣きました。

皆さんも仕事が一番大事だと知らず知らず優先度がおかしなことになってはいないでしょうか?

 

一番大事なものはあなた自身です。

 

もしも、仕事が辛い、苦しいと少しでも頭の中で思い浮かぶ方がいましたら、迷わずこの本を手に取ってください。そして、優先順位の一番を自分にしてください。

 

 

これ以上過酷な労働環境で苦しむ人が増えないことを祈って、今回の感想を閉じたいと思います。

Androidスマートフォン Xperiaシリーズを使ってみた件

ブランド名のXperiaは、Experience(体験)とラテン語で場所を意味する接尾辞“ia”を組み合わせた造語であり、「さまざまな体験を生み出す場所」という意味が込められているそうです。

今回は僕が今まで使ってきたAndroidスマートフォン Xperiaシリーズの感想を書いていこうと思います。

 

Xperia acro

僕は2011年から初めてのXperiaシリーズ Xperia acroを使い始めました。ソニーモバイルコミュニケーションズからaudocomoで発売、Xperia arcの日本仕様として華々しくデビューしました。ちなみに僕はauの方を使っていました。

 

docomoXperia arcが出た頃から、早くauで出ないか待ちわびていたことを記憶しております。auから出るときもXperia arcのように背面が弧形になっていると思っていたのですが、日本仕様にするためにおサイフケータイや赤外線通信機能を追加した影響で、真っ平らになってしまった時は非常に残念でした。 その時にarcと同じように背面をスタイリッシュな弧形にできていたら、さすがSONYと感動する人も多かったのではないでしょうか。

 

操作性は当時の他機種に比べたら、サクサク動いており、 使いやすい印象を覚えています。表示も比較的に綺麗で、カメラも高機能で顔認識、オートフォーカス、シーン別撮影機能を搭載するなど、カメラ技術に知見のあるSONYらしい製品でした。ちょっと残念だったのが、キャリアメールが発売当初は使えなかったことですね。

 

 

Xperia UL

Xperia acroの発売から2年、満を持して発売されたXperia ULが発売されました。今でも携帯電話の買い替えにはお約束の2年縛りが当時も適応されていましたので、僕もきっかり2年でXperiaの新機種に買い替えました。

ちなみにULはUltimateの頭2文字を取ったとのことです。

 

acroと比べると、画面サイズは4.2inchから5inchになり、androidのバージョンも2.3から4.2にバージョンアップ、RAMは4倍、ROMに至っては16倍とサイズアップされるなど数多くの改良が施されていました。また、4GLTEに対応して通信速度を飛躍的に向上し、さらにネットと人の距離を近づけました。アプリもwalkmanアプリが追加になるなど、より多機能になりました。さらに表示とカメラの綺麗さも洗練されていました。

 

僕の中ではacroからULの乗り換えが、一番感動が大きかったです。画面もヌルヌル動きますし、色んな機能が使えるようになりましたし、ネットもイライラせず快適でした。

 

ただ、画面のサイズとしては5inchが最大サイズかなって思っていました。僕はそれなりに手が大きかったので、画面の端まで指が届きますが、手の小さい女性の方などには大きすぎて敬遠されていたと思います。今みたいに指が届くようにキーボードを左右に寄せるなど操作性に気を配っていたら、また売り上げは変わっていたかもしれません。

 

 

 Xperia Z3

さらに1年後にXperia Z3が登場しました。外観のデザインが変わっており、背面にはガラスが使われ薄いのにもかかわらず若干重みがありました。しかし、透明感がすごく見た目の綺麗さはピカイチでした。でも、所詮ガラスだからツルツルして手から滑り落ちそうだし、かと言って持ちやすいようにゴムのケースに入れたら折角のデザインが台無しになるしで、あまり良い印象を受けなかったですw

スマホはやっぱりデザインより持ちやすくてナンボでしょ。

 

画面サイズも5inchから5.2inchになりましたが、ベゼル部分も細くなったので機体自体が大きくなることはなかったです。ただ、男の僕でも指が画面の端まで届かなくなりました・・・

 

Androidのバージョンも5の大台に乗りました。が、以前との違いは大きく感じるということはなかったです。RAMもROMもサイズアップしましたが、劇的というほどもなく、感動がするということはありませんでした。どの機能も予想を超えるような改良をされることはなかったです。

 

スマホが短期間でどんどん発売されるようになったことで、大きな変化はほとんどなく、前機種を少しバージョンアップした程度の違いのみで、大金を出して買い替えする必要はないと思っていました。当時から現在にかけて開発者のことを思うと、胸が痛くなります。短納期開発の繰り返しで満足のいく製品のリリースができなかったことでしょう。

 

そういった影響からか、一時期話題になったバッテリが膨らむ現象が僕のスマホでも起き、背面が開く仕様になっていないにも関わらず、背面のフタが開き、電源が入らなくなりました。でも修理費用は払われず、結局新機種に買い替えることになりました。

 

 

Xperia Xperformance

そして現在、僕はいまXperia Xperformanceを使っております。画面サイズは5.2inchから5inchと小さくなり、背面のガラスもなくなり、前よりは使いやすくなりました。しかし、背面がアルミのような質感になっており、ツルツルすることに変わりはありませんでした。今でもポケットから滑り落ちることが多々あります。

ハード的にはマイコンが変わったことが大きな違いとしてあります。他は前機種と同様にこれと言って特質するような点はありませんでした。ソフト的にもAndroidが5から6になったぐらいですかね。

 

しかし!違う意味で予想を大きく覆されたことがあります!!それはーーーーー

 

 

 

 

不具合が多すぎる!!!

 

 

 

まず、僕が買った当初は画面の表示を回転させることができませんでした。ずっと縦向きです。この御時世に画面の表示を回転させることができないんですよ!衝撃的です!!原因はソフトの不具合によって、センサの値をうまく取得できないようになっていたとのことでした。今ではソフトがアップデートされ改善されています。

 

他にもwifiと4GLTEは前機種に比べてブツブツ切断されるし、いきなり機体が熱くなったり動作が重くなるし、普通に操作しててシャットダウンされることもあるしで、僕にとっては改良よりも改悪の方が多いです。よくこんなものを世の中にリリースしたなっ!と荒れ狂いました。自動車だったら即事故りますよ。

 

あとからスマホ開発関係者に会うことがあり、その時に聞いたのですが、マイコンが変わる時とOSが変わる時は買わない方が良いと言われているそうです。組込み業界ではよく聞く話ですけどね。

 

マイコンやOSが変わると仕様も大きく変わります。しかし、納期は変わらず短いままです。そりゃあ不具合も出ますよね。仕様を理解する期間もなく、延びない納期に向かって開発するしかないのですから。ソフトを後からアップデートできるからと言って、ユーザに影響があるような不具合はあってはならないと思うんですよね。開発者自身買いたいと思うんですかね・・・開発者が買いたいって思わないものをユーザに売るんじゃない!と僕は思います。もっと開発期間に余裕を持たせて、開発できればもっと良いものを開発できると思うんですよね。

 

 

まとめ

というわけで長々と書いてきましたが、最後に僕が次に買う機種を発表したいと思います。

 

 

iPhone 8です!!

 

 

最近仕事でiPad を使っていることもあり、apple製品は使いやすくていいですね!オチもついたところで、では、また!

 

「王様達のヴァイキング」感想

王様達のヴァイキング
著者:さだやす ストーリー協力:深見真

「それしかないなら…それしかないんだろ」

「生きててもいい…理由を…作りたいんです。自分で…」

 

あらすじ

是枝一希 18歳 高校は中退しましたーーバイトもクビになること3回。唯一持っているのはハッキングの腕のみ。そんな少年の前に現れたエンジェル投資家ーー坂井大輔。坂井は言う「俺は世界征服がしたい、お前の手を使って」。異色のタッグが目指す世界征服とはーー!?

 

現在ビッグコミックスピリッツで連載中の「王様達のヴァイキング」感想です。第18回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、マンガ大賞2015 第9位と名だたる賞にも選出されている作品になります。既刊は13巻、今から買うでも全然間に合う巻数です。

僕も最近見つけて、時間を忘れて一気に読んでしまいました。もっと早く出会えていたら・・・と後悔してしまうほどの面白さです!

 
濃厚なストーリー

まずは読者を惹きつけて離さない濃厚なストーリーです。

バイトを3回もクビになる是枝は、自分が何をやりたいのか見つけられていない状況でした。時には暴走して犯罪にも手を染めてしまう是枝に手を焼きつつ、坂井は是枝と真剣に向き合うことで是枝が何をしたいのか理解し、是枝自身に考えさせながら導きます。その関係は、会社で言うところの上司と部下のような関係にも見え、坂井の指導方法は部下への指導方法の参考になるところが多々あります。

 

是枝と坂井の前には数多くの事件が発生するのですが、読者を飽きさせないように徐々に事件の内容をステップアップさせています。しかしリアリティは失っておりません。

まさに神業です。

おそらく、この作品を描くために数多くの調査をしていることでしょう。

 

事件の内容は主にサイバー犯罪で、現実にも起こっている事件が登場しており、是枝と坂井はどう解決していくのかも目が離せません。この作品を読んで、僕もPCのセキュリティを強固にしないといけないなあーとつくづく思いました。

 

あまりPCに馴染みのない方も安心してください。ちゃんと用語の説明もわかりやすく記載されており、読者を置いてけぼりにするようなことは一切ありません。

 

魅力的なキャラクター達

お世辞にも出来た人間とは言えない是枝ですが、超人的なハッキング能力を駆使して、坂井と数々の事件に立ち向かう姿は胸を熱くします。始めの頃は、自身も起業経験のある坂井に助けられてばかりだった是枝も、事件を通して様々な人と出会うことで、ハッキング能力も人間的にも成長していきます。

 

また、熱い男ーー坂井の周りにいる仲間達も濃い人達ばかりです。坂井がエンジェル投資家ということもあり、起業するほどの熱意を持ったヘッジホッグを始めとしたベンチャー企業の社員たち。また、事件発生時には是枝と共に困難な問題に挑むーー頼れる特研メンバー。時折、己の不甲斐なさから挫けそうになる是枝を支える親友。そんな是枝達の前に立ちはだかる凶悪な犯罪者達。

 

どれか一つでも欠けていたら完成しないパズルのように全員が魅力的なキャラクターになっています。

 

 躍動感のある絵

 荒々しいところはあるものの、それを補って余り有る躍動感のある絵です。特に是枝が解決に向けて命を燃やすかのような様は圧巻の一言です。僕はとても好きな絵です。あと、所々是枝がコーディングしているソースコードも描かれているのですが、ソフト開発に従事している方なら見たことあるコードが出てくるので、一見の価値ありです。

 

数多くのカッコイイセリフ

「僕は、ATMでも戦闘機でも聴いてやる。欠陥のないシステムなんて存在しないんだ」

「気に入らない世界に合わせて、お前が変わるか?俺は御免だね!!嫌ならばひっくり返せばいい!!わがままに生きようぜ!!」

「僕は・・・このまま・・・・・・このまま、透明人間のままでいたくない」

「いいから黙って、俺らに泣きつけ!!」

「やれることをすべてやり尽くさないなんて、バカだ!!」

「ちゃんと役に立てたなら僕はーー誰にも見えない、透明人間でいいんです」

「道がなけりゃ切り開く。道具がないなら作り出す。世界をひっくり返すんじゃねぇのか!」

 

 総評

何度読んでも飽きない面白さ!読めば読むほどハマること間違いなしです。僕も10回以上読み返しています。本作品を読んでいると、自分も是枝たちのように起業みたく大きな挑戦に挑んでみたくなります。ぜひ皆さんも是枝たちの船に乗って世界征服に挑んでみませんか?